トイファクトリーバーデンとデルタリンクダーウィンQ3の違い(考察)

キャンピングカー

金額は2022年2月から4月位の価格表で比べて見た。
現在の値段が両社共に同じかは不明。

2022年2月~4月位

ほぼ同じオプションと、その他の経費は同じとした場合
総額は70万変わってくるが何が違うのだろうか?

トイファクトリーバーデンデルタリンク ダーウィンQ3の違いを
自分目線で比較してみる。

ベース車両の値段が157,000円ダーウィンQ3の方が安い。
更に1500wインバーターと電子レンジが標準装備。
調理設備は、バーデンはカセットコンロに対してダーウィンQ3は常設コンロ
お湯を沸かす際に、常設コンロは便利そうだ。

デルタリンクHPより借用

バーデンはダーウィンQ3のコンロの場所が上開きの冷蔵庫。
上開きの冷蔵庫のメリットは、冷気が逃げにくいが
大量の物を入れる際に、商品の出し入れがしにくい。

トイファクトリーHPより借用

ダーウィンQ3の冷蔵庫はステップの所にあり、横開きドア
商品の出し入れがしやすいが、開ける度に冷気がなくなるためエコではない。
しかし、冷凍室もあるのは利用価値が高い。

デルタリンクHPより借用

両社共に、フルベッド化しても冷蔵庫へのアクセスは容易な点はGOOD。

バーデンはシンクの下にポリタンクがある。
ダーウィンQ3は後方(リアゲート直近)にある。パイプの中に死に水が貯まるのが気になる。

バーデンはOPで、電子レンジ(約5万)を載せられるが後方のベッド板の下。
ダーウィンQ3は、コンロの下にあるので使いやすい。

その他は、家具(デザイン・収納方法)などが両社で違う事。

エアコン
価格差83,600円
バーデンの方が設置費用が安い。
両社共にAC100Vの家庭用エアコン。
変更がなければ、両者共にダイキン製。

バーデンは設置場所はギャレーの上部になるので
ダイニングに居る時に直で風が当たる。
収納が1つレスになる。

ダーウィンQ3リア最後尾右側に設置される。
ベッドに居る時に直で風が当たる。
収納が1つレスになる。

ソーラーパネル
価格差14,300円で差はほとんどない。

トイファクトリーソーラーパネルの裏側

トイファクトリーは空力を考えられた、エアロパネルにシャープ社製220wが嵌められている。
更に、「耐塩害対策」「飛散防止」「耐風圧強化」「耐震・耐久性能」をうたっている。
一方、ダーウィンQ3は100wが2枚。空力についてとパネルのメーカーについては表記がない。

FFヒーターとグランデ仕様
トイファクトリーのバーデングランデ仕様というオプションを付けないと
リアと左側の窓にエクステンションボックスが付かない。

3面エクステンションボックスにするには、必須のオプション。
それが、649,000円 
正直高いと感じる一番のOPと思える。
しかし、分解して考えるとそうでもない。
過去記事のワンオフの価格で言えば
リアゲート198,000円、左クォーターガラス面234,000円、
FFヒーター高山タイプ294,000円(トイの場合)、バッテリー1個追加50,000円(トイの場合)
小計776,000円でセット割になっている感はある。

ダーウィンQ3は、リアゲート・左クォーターガラスのエクステンションボックスが車両ベースに代に
組み込まれている点は素晴らしい。

断熱
ここに着目しなければ、確実にダーウィンQ3の方がコスパが高い。

ほぼ似たような装備で70万高いトイファクトリーバーデン。
しかし、70万高くて、新車納期が5ヶ月長くてもバーデンを選ぶ理由はここにあると自分は考えています。

トイファクトリー天井・壁面

ダーウィンQ3 銀マット断熱材、ウレタン、内装の3層
バーデン 車両自体に断熱塗装剤を散布、上位版の断熱材入れた5層
床面は凸凹の間に発砲ウレタンと床材の2層
スライドドアも断熱がされていてガラスではない。

メーカーの説明を読んだ方が早い。トイファクトリー 

断熱は、どれだけ窓ガラスを無くすか
車両のボディの鉄板と内装材の間に複数の層を作るかだと思います。

サブバッテリー
両社共に変わっていなければ、同じメーカーのディープサイクルバッテリー

パワーソニック PS-121000U

トイファクトリーは、リチウム化不可能。(非推奨)
デルタリンクは、リチウム化対応可能とキャンピングカーショーの営業は言っていたが
OPにその表記はない。値段不明。

その他
トイファクトリーは2列目3人掛け(120cm)の7人乗りと
2人掛けの(90cm)の6人乗りでも値段に差はないが
ダーウィンQ3は6人乗りにする際は、シート変更料が取られ高くなるという事。

遮音
断熱の良さと遮音は比例すると思う。
窓ガラスからの音の侵入は顕著(マイエースでの実体験)。
次にボディの鉄板越し。
スライドドアやバックドアの中も、どれだけ丁寧に断熱材を入れているかで遮音性は変わってくる。

トイファクトリー グランデ仕様 スライドドア


両社共にどこまでやっているのかは何かの機会に調べて見ようと思う。
後付けでマックスファンを付けた後は、天井にプラスティックの蓋だけの場所が出来た事で
雨音の増加、屋根のある駐車場では話声の侵入が天井からするようになりました。
それだけ、ボディの鉄板と室内の内装材の間に断熱材が入っているかの影響は大きいという事を感じた実例です。

まとめ
同じように、バーデンダーウィンQ3で悩んだ場合。
同じ装備になるように見積もりを取る。
価格差を把握する。
納期を確認する。
断熱処理に拘らないならダーウィンQ3で良いと思う。
確実にコスパが高い。(この記事を書いた時点)

断熱処理が気になるなら、納得いくまで比較して検討する。
価格差と納期が許容範囲ならバーデンが良いと思います。